転入されていた方からと思われる、下記内容のメールがあり、自治会としての回答とともに、参考までにアップします。
メッセージ本文:
清和台自治会に入ろうと思っていたんですが
現会員の方に聞くと毎年の運営費の繰越し9千万~1億近い額あるのに
大したことを行っていない。
加入しない方が良いと言われました。
適正な自治会活動を行っていないのですか?
確かに私も他の地域で自治会の運営に携わってきたことありますが
ここまで大きな額が繰り越す地域を見たことがありません。
自治会員の方々への還元や地域サービスの拡充とか
これだけの費用があればもっと出来ると思うのですが
清和台自治会は預金が趣味なのでしょうか?
回答
ご意見いただきありがとうございます。ご指摘いただいた件について、
お答えいたします。
自治会は、一般会計と会館会計があります。
一般会計は、年間 約13,150千円の規模で、
収入:自治会費、県・市助成金、資源回収分配金、その他など
支出:事務局運営費、各部運営費、第2自治会館管理維持費、
コミュニティ拠出金・共催金、その他など で構成されています。
会館会計は、年間 約7,770千円
収入:会館使用料など
支出:会館維持管理費(光熱費、修繕費、清掃植栽整備費、会館補修積立金など)です。
上記以外に、ご指摘の繰越金と言われている、財政基金積立金、会館補修積立金の二つの特別会計があります。 それぞれの目的は(用途)は以下の通りです。
財政基金積立金: 約25,566千円
自治会として、何周年記念事業など、通常でない特別な事業が発生した時の財源とする。また、建築から約50年たっている、本部機能のある、第2自治会館の大きな改修や建て替えに備えるために、一般会計の余剰金を積立金として、約50年をかけて、積み立ててきたものです。
会館補修積立金: 約63,800千円
自治会には、4自治会館(第2自治会館は除く)を会館使用料いただき、管理運営しており、築年は、約50年から30年とばらつきはありますが、いずれは、大きな改修や建て替え時期がきます。自治会館は川西市が所有者ですが、改修費には上限180万円、建て替えには上限600万円の補助金しか出ません。残りは、自治会が自己資金を用意する必要があります。
建て替えるとすると、1自治会館で、約5,000万円かかるといわれています。
現在の積立金では、2自治会館も建て替えできないのが実情です。
昨今、世情や自治会に対する考え方等の変化が原因かわかりませんが、自治会加入率が低下して、一般会計の年間収支が厳しくなっています。
今後、自治会維持していくには、何か事業化や会員サービスなどの一部縮小を検討する時期が来ることが予想されます。
ご指摘の答えになっているか疑問ですが、参考にしていただき、ご理解いただき、
是非とも、自治会加入いただきますようよろしくお願いします。
会長 中村清秀